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ジュエリー

憧れの指輪といえばパリ5大ジュエラーのグランサンク!各ブランドの特徴を紹介

パリのヴァンドーム広場に店舗を構えている5大ジュエラー、グランサンク。古い歴史を持ち、日本でも有名な高級ブランドが揃っています。繊細で華やかなデザインが揃っているグランサンクは、結婚指輪としても人気です。グランサンクに加盟している各ブランドの特徴や、代表的な指輪を紹介します。

グランサンクとは

ヴァンクリーフ&アーペルの指輪

グランサンクとは、フランス高級宝飾協会が認めた5つの老舗ジュエラーのこと。まずはグランサンクについて、混同されがちな世界5大ジュエラーとの違いとともに解説します。

パリの5大ジュエラーのこと

グランサンク(Les Grand Cinq)とは、フランス高級宝飾店協会に所属するパリの5大ジュエラーのこと。フランス語で「偉大なる5」という意味を持ち、メレリオ(Mellerio)、ショーメ(CHAUMET)、モーブッサン(Mauboussin)、ブシュロン(BOUCHERON)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)が加盟しています。

グランサンクは1947年にショーメの代表だったマルセル・ショーメが発足し、結成されました。パリのヴァンドーム広場を拠点としています。

世界5大ジュエラーとの違い

ティファニーのアクセサリー

世界5大ジュエラーとは、世界的な知名度や人気、歴史、偉業を誇る5社の高級ジュエリーブランドのことを言います。ティファニー(TIFFANY & CO)、カルティエ(Cartier)、ブルガリ(BVRGARI)、ハリーウィンストン(HARRY WINSTON)、グランサンクでもあるヴァンクリーフ&アーぺルの5社が該当します。

世界5大ジュエラーは文字通り世界中から選ばれたブランドですが、グランサンクはパリのみ。また世界5大ジュエラーが自然と呼ばれるようになったのに対し、グランサンクは自ら結成した点も異なります。

グランサンク①メレリオ(Mellerio)

ここからは、グランサンクそれぞれのジュエラーについて紹介します。まずはグランサンクで最も古い歴史を持つ、メレリオについて見ていきましょう。

メレリオ(Mellerio)の特徴

1613年にメリレオ家によって創業された400年以上の歴史を持つ、老舗ジュエラー。以前はメレリオ・ディ・メレー(MELLERIO dits MELLER)として知られていましたが、現在はメレリオに改名しました。

マリー・アントワネットが愛したことでも有名で、現存する最古のジュエラーと言われています。メレリオはイタリアの職人に起源があることから、イタリアらしいデザインが多くあります。またダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す、卵形のデザインのメレリオカットが特徴です。サッカーやテニスの世界的な大会でトロフィーを作った功績もあります。

メレリオ(Mellerio)の代表的な指輪

メレリオの指輪

永遠の愛を誓う結婚指輪に人気のアネル。フランスの国王ルイ9世が、妻に贈った指輪に刻まれた言葉「この指輪の外に愛はない」とフランス語で書かれています。ゴールドとプラチナのコンビが程よい個性感を演出してくれます。

グランサンク②ショーメ(CHAUMET)

グランサンクを発足し、現在でも皇室や王族から愛されているショーメ。繊細で美しく、品のあるデザインが特徴です。

ショーメ(CHAUMET)の特徴

ショーメは、1780年にマリ・エティエンヌ・ニトという女性により創業された老舗ジュエラー。グランサンクを発足したブランドでもあります。ナポレオンが妻や姪の結婚指輪を作らせたとして有名で、現在もヨーロッパの皇族や王室のティアラを製作しています。

ティアラをモチーフとした、繊細で華やかなジュエリーデザインがショーメの特徴です。また2世紀に渡る歴史(永遠)とフランス語で「絆」を意味する「リアン」という名のコレクションがあることから、ショーメの結婚指輪は「永遠の愛と絆の証」と呼ばれています。

ショーメ(CHAUMET)の代表的な指輪

ショーメの指輪

ナポレオンの皇后、ジョセフィーヌへの敬愛の思いを込めて発表したコレクション、ジョゼフィーヌ ロンド エグレット リング。ジョセフィーヌが好んだ雫形のぺアシェイプモチーフを組み合わせたデザインが魅力です。あらゆる方向から光を取り入れるダイヤモンドと、洗練されたエレガントさで指先を輝かせてくれます。

ショーメリアンの指輪

「絆」を意味するリアンコレクションです。シンプルながらも存在感があります。2つを結ぶベルトのようなデザインが象徴的で、2人を永遠に結びつける結婚指輪におすすめです。

グランサンク③モーブッサン(Mauboussin)

次は数々の賞を受賞し、新しい時代のための斬新なデザインを生み出していくモーブッサンを紹介します。

モーブッサン(Mauboussin)の特徴

1827年にモンシュール・ロシェによって創業したモーブッサン。パリ万国博覧会を始めとした展示会で高い評価を受けたジュエラーです。

グランサンクの中では手の届きやすい価格のリングも多く、2009年の銀座店オープン時にダイヤモンドを無料配布したことで話題になりました。老舗ジュエラーでありながら、常に象徴し続けている斬新なデザインが特徴です。

モーブッサン(Mauboussin)の代表的な指輪

モーブッサンの指輪

女性らしいピンクゴールドと煌めくダイヤモンドが目を引く指輪。お花モチーフの中央にダイヤモンドが埋め込まれた、可愛らしいデザインがポイントです。高さのある花びらとダイヤモンドがセットされたアーム部分がアクセントになります。

グランサンク④ブシュロン(BOUCHERON)

ブシュロンは、異なる素材やモチーフを組み合わせたスタイリッシュなデザインが特徴です。一世を風靡したリングも見ていきましょう。

ブシュロン(BOUCHERON)の特徴

1858年にフレデリック・ブシュロンにより、ヴァンドーム広場で最初にジュエリーショップを開設したブシュロン。イギリスのエリザベス皇太后もブシュロンのダイヤモンドティアラを愛用していました。

ダイヤモンドへの探求が深く、インパクトのある独特なデザインが揃っており、スタイリストのようなおしゃれ感度が高い人から人気です。時計や香水なども取り扱っています。

ブシュロン(BOUCHERON)の代表的な指輪

ブシュロンの指輪

2004年にデビューし、ブシュロンのアイコン的存在となったキャトル。4つの異なるゴールドが個性豊かに輝く指輪です。カラーや素材がつなぎ目なく組み合わさり、「分つことのない永遠の愛」という意味が込められています。単体はもちろん、重ね付けにもぴったりなデザインで、女性だけではなく、男性にもおすすめです。

グランサンク⑤ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)

最後に紹介するのはグランサンクでもあり、世界5大ジュエラーでもあるヴァンクリーフ&アーペル。女性からの支持が高く、フェミニンで華やかなデザインが特徴です。

ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の特徴

1906年に創業したヴァンクリーフ&アーペルはグランサンクの中で一番新しいブランド。宝石細工職人アルフレッド・ヴァンクリーフと宝石商の娘エステル・アーペルが結婚したことにより生まれたジュエラーです。

ヴァンクリーフ&アーペルは石留めを使用せず、留め具が見えないようにセットされるミステリー・セッティングという技法を独自に持っています。フェミニンで可愛らしいデザインが特徴的で、四葉をモチーフにしたアルハンブラや花をモチーフにしたオンベルなど自然をモチーフにしたコレクションが多くあります。

ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の代表的な指輪

ヴァンクリーフ&アーペルの指輪

ダイヤモンドを花のようにあしらったデザインのオンベル。花モチーフに向かってアームが細く絞られているため、指が華奢に見えます。さわやかなホワイトゴールドと高相性なダイヤモンドがより美しく輝くでしょう。

グランサンクを購入するならリユースショップへ

コメ兵の店内

リユースショップなら、手の届きにくいグランサンクも定価より安く購入できる可能性があります。既に販売されていないアイテムや、一点ものが手に入るかもしれません。

またリユースショップでは、買取後に適切なメンテナンスを施した上で販売しているため、安心して購入できます。誰かが手放したアイテムを購入することはサステナブルな行動へとつながります。お財布や地球にやさしい買い物方法でグランサンクを手に入れましょう。

憧れのグランサンクの指輪で手元を輝かせて

ヴァンクリーフ&アーペルの指輪をつけた手

それぞれのジュエラーが長い歴史を持ち、王族に愛されてきたグランサンク。パリのヴァンドーム広場に集結したグランサンクが作り出すデザインは、洗練された美しいものばかりです。5つのジュエラーの特徴を知り、憧れのグランサンクの指輪で手元を輝かせてみませんか。

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kaya
サムネイル: kaya
いつか欲しいものはエルメスのバーキン。それが似合う女になるべく、自分を磨いています。