夏になると人気のPVCバッグって？

ツヤっとしたビニールの質感が可愛いPVCバッグは、夏になるとトレンド入りするアイテムです。見た目が夏にぴったりなだけではなく、丈夫で扱いやすいのも魅力的。まずは、PVCバッグとはどのようなものか詳しくチェックしていきましょう。

PVCとは

夏になると人気のPVCバッグは、子どもの頃に使ったことのある人も多い、プールバッグと同じ透明なPVC素材（ポリ塩化ビニル）で作られています。シャネルのショッパーが火付け役となり、その可愛いさと使い勝手のよさがSNSでも話題になりました。

水に強い防水機能が魅力のPVC素材は、雨天時や海や川などの水辺でも使用しやすく、地面に直接置いても汚れにくいのでアウトドアにも最適です。

PVCバッグの使用シーン

ビニールバッグというとビーチのイメージが強いかもしれませんが、最近ではバッグインバッグや布バッグをPVC加工したタイプなど、タウンユースやデイリーユースでも使いやすいデザインや種類が増えています。

存在感のあるカラーやプリント入りのデザインなど存在感のあるものは、コーディネートのアクセントとしても大活躍してくれるでしょう。

個性たっぷり！PVCバッグの人気デザインは？

PVCバッグといえばトートバッグを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、最近はクラッチバッグや巾着タイプなど、シースルーで個性を出した可愛いバッグも沢山あります。ここからは、PVCバッグの中でも人気の高いデザインを紹介します。

シースルータイプ

中身が見えるシースルーが魅力のPVCバッグ。トートバッグやリュック型は、持ち運びしやすいためデイリーでもアウトドアでも重宝しそう。特に、収納力がある大きめサイズは、夏のレジャー時に大活躍してくれます。カラーバリエーションだけでなく、すりガラスのような模様やキラキラとしたタイル柄などもあり、同じPVC素材で印象が変わるのも魅力です。

加工タイプ

「PVCバッグは中身が見えるので何を入れていいのか分からない」という人には、布やレザーのバッグがPVC加工されたタイプがおすすめ。トートバッグだけでなく、クラッチバッグやショルダーバッグなど型の種類も豊富です。バッグの中身が見えなくても、PVCバッグらしさはしっかりと出るので季節感を演出できます。

バッグインバッグタイプ

シースルーなPVC素材だからこそ楽しめるのがバッグインバッグ。PVCバッグの中から、カラフルな布やレザーポーチ、巾着などをわざと見せることでグッとおしゃれに見えます。中のバッグによって違った表情を楽しめるのも魅力です。

サコッシュタイプ

PVCバッグは、夏のイベントやフェスにもおすすめ。必需品を入れられるサコッシュタイプはコンパクトで、移動の時などに邪魔にならないため使い勝手抜群です。ファッションのワンポイントに取り入れるのも良いでしょう。

ハイブランドのPVCバッグ5選

SNSでも話題のPVCバッグは、今年も大人気のアイテム。多くの人気ブランドからもおしゃれで個性的なデザインが発表されています。ここでは、その中から人気のブランドを紹介。これからの季節にぴったりなお気に入りPVCバッグを見つけてください。

VALENTINO GARAVANI（ヴァレンティノ　ガラヴァー二）

透明のPVCに大きなロゴが存在感たっぷりなトートバッグ。マチも広く収納力があるので、レジャーの際にも大活躍してくれます。ブラックの縁取りが大人っぽさやクールな雰囲気を演出してくれるのもポイント。カジュアルスタイルはもちろん、キレイめやモードファッションにも合わせやすいです。

ETRO（エトロ）

バケツ型フォルムが可愛いPVCバッグです。安定感があり自立してくれるので、置いた時などにバッグの型崩れの心配がありません。バッグインバッグタイプなので、中身が見えないのも魅力的。インパクトのある柄が、コーディネートのアクセントになってくれます。

Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン）

ジャイアントモノグラムコレクションから登場したビーチ・ポーチ。大小のモノグラムが組み合わされた特徴的なデザインで、日焼け止めやサングラスなど夏の必需品を収納するのにピッタリなアイテムです。カラーは可愛らしい赤と落ち着いたカーキがあります。

CHANEL（シャネル）

シャネルのアイコン的デザインのキルティングのショルダーバッグです。淡いカラーが清涼感を演出してくれます。フラップ型なので出し入れがしやすく、ちょっとそこまでという時にもサッと提げられます。可愛い小物を入れて、女性らしい雰囲気をアピールするのも良いですね。

MICHAEL MICHAEL KORS（マイケル マイケル コース）

PVCとブラックレザーの組み合わせが大人っぽく引き締まった印象のバッグ。カジュアルに持てるのに、ハイブランドらしいクラス感も引き立ちます。ロゴが柄のようになっており、中が見えにくいのもポイント。初めてPVCバッグを持つ人にも使いやすいでしょう。

PVCバッグの扱い方とお手入れ方法

PVCバッグは丈夫で水濡れにも強いためカジュアルに使えますが、扱い方に注意すればより長持ちします。PVCバッグの扱い方とお手入れ方法をチェックして、お気に入りのバッグを永く大切に扱いましょう。

素材の劣化に注意

塩化ビニルには防水効果があるので水や汚れに強いですが、年数が経過すると黄ばみや割れ、硬くなるといった現象が起こります。これはビニールの成分が抜けていくため起こる反応で、特に透明なものに多いようです。

PVC素材の劣化は、一度起こると元の状態に戻すことはできません。また、時間の経過によって起こるので完全に防ぐのも難しい現象です。お気に入りのPVCバッグを永く使うためには、素材の特徴を知って上手に保管することが大切です。

高温を避けて保管

PVC素材はビニールなので、気温が下がると硬くなり、高いとやわらかくなるという特徴があります。また何度も折れを繰り返しているとひび割れてきたり、細かな傷がつくことで透明感がなくなってくすんだりしてしまいます。保管する時は直射日光を避け、常温が維持できる場所がおすすめ。バッグの中に半紙や和紙を入れるとビニール同士がくっつくのを防げます。

中性洗剤でお手入れ

PVCバッグが汚れてしまった時は、マイクロファイバーや綿100パーセントの布に中性洗剤（食器用洗剤）をつけて拭き取りましょう。多くの汚れは、このお手入れ方法で取り除けます。洗剤の拭き残しがあると変色の原因となるので、しっかり拭いて下さい。

サステナブルにブランド品を楽しむ＝リユースショップでの売買

ハイブランドのPVCバッグは、リユースショップを利用して手に入れてみてはいかがでしょうか。ここでは、リユースショップでの買い物がおすすめな理由について解説していきます。

リユースショップの利用はサステナブルな取り組み

昨今はファッション業界でも、サステナブルへの注目が高まっています。環境や社会に配慮する意識は、ファッションブランドだけではなく消費者にも広まってきています。

消費者側ができるサステナブルな取り組みのひとつが、ものを永く使うことや捨てないことです。不要な物は捨てるのではなく、売る時代へ。自分が不要であっても、誰かが求めているかもしれません。リユースショップを利用すれば、商品をサステナブルに循環させることができます。また、ハイブランドのアイテムはリユースショップだと手頃な価格になっていることも多いので、環境にもお財布にも優しいのです。

サステナブルの意味やサステナブルファッションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

今年の夏はPVCバッグでおしゃれに差をつけて

水や汚れに強く、クリアな素材が夏を演出してくれるPVCバッグは、タウンユースはもちろん、キャンプや海水浴、フェスなど夏のイベントにもぴったりのアイテムです。

あえてバッグの中身を見せることでファッションのアクセントにしたり、バッグインバッグでコーディネートを楽しんだりと、使い方にもバリエーションがあります。この夏はPVCバッグで自分らしいおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。