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コラム

【連載 vol.20】サマーアイテムでエコ活!この夏取り入れたいサステナブルアクション

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」を軸に、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルを取り入れるヒントをエシカルコーディネータのエバンズ亜莉沙さんが解説。今回は、ゴミを減らすためにファッションでできるサステナブルなアクションをたっぷりと紹介します!

ファッションで楽しくサステナブル!この夏、注目のアイテムやサービスを紹介

私が最近積極的に参加しているサステナブルなアクションの1つが「ゴミ拾い」イベントへの参加や開催です。行うたびに、アクションを取ることの必要性を強く感じていて、身近で簡単にできるサステナブルなアクションを皆さんに発信したいなぁって思ったりしています!

今回は、先日参加したクリーンアップイベントで得た気づきと共に、今日から始められるファッションや日々の生活を楽しみながら起こせる未来のためのサステナブルアクションを紹介したいと思います!

サステナブルを意識している様子の女性

ゴミ拾いから得た気づき

ゴミ拾いを16年前から全国各地で展開する『NPO 法人海さくら』、以前もご紹介したアウトドアフットウェアブランド『KEEN』、そして『ムラサキスポーツ』の三者合同開催のクリーンアップイベントに参加してきました。

FEEL GOOD TV Vol.26

今回のFEEL GOOD TVは、7月4日に行われた、ごみ拾いアクション「ACTION FOR CHANGE 」のイベントの様子をお届けします!MCには、エシカルコーディネーターのエバンズ亜莉沙さんが初登場!イベントに参加している方や、海さくらの古澤さんにお話をお聞きしました。

いきなりですがクイズです!

年間日本の海岸に漂着するゴミの量は次のうちどれでしょう?

A 3-5万トン
B 10-15万トン
C 30-60万トン

正解は・・・、「C:30-60万トン」です。

海に捨てられているゴミ

想像がつかない程の量ですよね。
そして更に驚きなのが、その約8割は私たちの街での生活から出たものなのです。海ゴミは街から辿り着いているものが多く、海に遊びに来た人たちが置いていくものは実はごく一部なんですね。

ということで、今回のクリーンアップのテーマは「海をきれいにする気持ち」。クリーンアップのスタート地点は街の中で、私はスタート地点の一つであった藤沢駅からゴミを拾いながら、ゴール地点である江ノ島の海岸を目指しました。

確かに歩いていると、落ちているのは日常生活の中で見るものばかり・・・。

例えば、

●タバコの吸い殻:電子タバコのフィルターが目立ちました
●お酒類の缶 :自粛からの路上呑みの影響も?
●お菓子の包装 :自分も食べたことのあるものを見つけると罪悪感で心臓がドキッ

などが目につきました。他にも、泥だらけになったTシャツや下着など風で飛ばされた洗濯物かな?と思われるものから、子供のおもちゃや医療用の注射器までも見つけました。

ゴミ拾いをしている様子

路上に落ちているものが、風で舞ったり、人や車が通った時に当たり、排水溝や川に落ちてしまい、海に流れついているんだということを改めて実感。特に、路面に置いてあるようなパンパンなゴミ箱に物を捨てることは、いくらゴミ箱に捨てたという事実があっても、そこから溢れてしまい、気がついたら海に流れついてしまうなんてこともあるだろうなと思うと、ゴミの捨て方一つとっても丁寧な行動を心がけようと思いました。

そして、クリーンアップ活動が終わり、大量のゴミを見ると、やっぱりゴミを出さない生活やサステナブルな考えって大切だなと改めて実感しました。

ファッションやサブスクでエコ活!ゴミを減らすためのアクション

けれど、「いきなりゴミゼロの生活を目指す」なんてことは難しいし、疲れちゃいますよね。

そこで、この夏、ゴミを減らすために、ファッションアイテムを通じてできるサステナブルなアクションやおすすめツール(サブスクサービス)をご紹介したいと思います!

まずは、リサイクル素材を使った夏のファッションアイテム!リサイクル素材のファッションアイテムは年々進化していて、おしゃれ度や着心地&履き心地もアップ。おすすめしたいブランドがたくさんあります。

●サンダル:KEEN
より良い暮らしとソトの冒険へいざなう、オリジナルかつ汎用性あるフットウエアを扱っているブランド。有害物質の排除やペットボトルなどのリサイクル素材を採用するなど、環境負荷の低減を推進する「Detox the Planet」のもとアイテムを製造しています。
サステナブル且つおしゃれでデザイン性もあるサンダルに、私も注目しています!

KEENのサンダル

●サンダル:indosole
廃タイヤのアップサイクルビーチサンダル。バリ島発のサンダルブランドでデザインもおしゃれなアイテムがたくさん!

indosoleのサンダルイメージ

●服:ECOALF
海洋ゴミの回収を行いプロダクトを生産。Tシャツ, バッグなどカラフルで夏らしい商品が豊富!

ECOALFのファッションアイテム

また、ファッションアイテムを選ぶ際の環境に負荷が少ないアクションとして、新しい商品を買うのではなく、セカンドハンドで自分に合うものを見つけるということも手段の1つ!

私は、先日立ち寄った古着屋さんでサイズがぴったりなレインブーツを発見。
雨の日用の靴をずっと探していたので、これは運命だと思い、迷いなく購入しました。

セカンドハンドのレインブーツ

ファッションの他にも最近は次々と身近に便利でかっこいいサステナブルなプロジェクトも始まり、ゴミを減らすハードルは確実に下がってきています!

この夏、私が注目&おすすめしたいツールやプロジェクトは以下です!

今までの連載を読んでくださっている方には繰り返しに聞こえるかもしれませんが、

・モノを大切にすること
・自然に還る素材を選ぶこと
・使い捨てを減らすこと

これらは当たり前のようなことですが、この基本はとても大切なことです!

是非、この夏はファッションや新しいことを楽しみながらも、サステナブルな視点での「Action for change」にも、チャレンジしてみてくださいね。

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。