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コラム

【連載 vol.54】エバンズ亜莉沙のサステナブルファッション総集編・後編

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」をテーマに、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルファッションを取り入れるヒントをエシカルコーディネーターのエバンズ亜莉沙さんが紹介。連載最終回は、今までご提案してきたサステナブルファッションの総まとめ後編です!

前回に引き続き、連載のテーマである「サステナブルなファッション」とは、そしてセカンドハンドとのつながり、これからのファッションについての私の考えをまとめていきます。
前編はこちらからどうぞ。

サステナブルとセカンドハンド

サステナブルとセカンドハンド

そんなことを踏まえて、やはりコメ兵さんの取り組まれているセカンドハンドでモノを循環させる取り組みはとってもサステナブル!

セカンドハンドの服を選ぶ意味は、サステナブルファッションの理念を実践する一つの方法。
例えばこんなポジティブな影響を与えることができます。

1.資源の節約

新しい服を生産するためには、綿やポリエステルなどの素材を採掘・生産する必要がありますが、セカンドハンドの服を選ぶことで、新しい資源の消費を抑えることができます。

2. 廃棄物の削減

ファストファッション産業では、販売後の服だけでなく未売品が大量に廃棄されることがあります。ですが、セカンドハンドの服を選ぶことはそんなファストファッションに加担せず、すでにある服を再利用することになるので、服の寿命を延ばし、廃棄物の削減に大きく貢献できます!

3. 個性とスタイルの表現

セカンドハンドの服には、ユニークなデザインや個性的なアイテムも多くありますよね! 珍しいアイテムやヴィンテージの服が見つかることもあり、自分に合ったものを見つけるのはまるで宝探しのよう。 他の人と被らない自分スタイルを表現することができます。

4. 経済的なメリット

セカンドハンドの服は、新品の服に比べて価格が低い場合が多くあります。予算を抑えながらも、ヴィンテージやハイブランドのものは特にクオリティの高いものが多いので、長く使えるアイテムと出会うことができますね。もし自分に合わなくなってもまた次の人にバトンタッチしやすいのも大きなポイント!

最後に

私たち一人ひとりに違う人生ストーリーがあるように、服にもストーリーがあります。
1着が作られるその背景には多くの景色、顔があり、そこに想いを馳せる時、あなたは何を感じ、どんな服を着たいと思うでしょうか。

ぜひこれからも皆さん一人一人の大切にしたい価値観を軸に、1着1着の服が持つストーリーや歴史を感じ、その価値を体感しながら、サステナブルファッションを楽しんでもらえたら嬉しいです。

約4年間、本当にありがとうございました!
こちらでの連載の幕は閉じますが、引き続きSNSなどで情報発信は続けていきますのでぜひよかったらつながってください。

それではまたどこかで!

THANK YOU for the 4 years!

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。