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コラム

【連載 vol.19】夏のマストアイテム、日焼け止め!サステナブルなおすすめアイテムとは?

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」を軸に、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルを取り入れるヒントをエシカルコーディネータのエバンズ亜莉沙さんが解説。今回は、夏ファッションを楽しむために必須な日焼け止めにフォーカス。地球に優しいおすすめの日焼け止めアイテムを紹介!

今年は日焼け止めをアップデート♡サステナブルな選び方を紹介

気温も上がってきてだいぶ夏らしい季節になってきましたね。
梅雨が明けたらもうそこにはたくさんの楽しい屋外アクティビティが待っています!

今回は、そんな暑い日のファッションを楽しむために欠かせない、「日焼け止めの選び方」と「私がおすすめの日焼け止め」を紹介したいと思います!

夏をイメージさせる画像(海や帽子、日焼け止め)

サステナブルな日焼け止めの選び方

皆さんは日焼け止めを選ぶ時、どのような基準で選んでいるでしょうか?
SPF、肌馴染みの良さ、お値段、様々かと思います。

そんな中、これからぜひ注目していただきたいのが、「成分」なんです!

その理由はというと、日焼け止めのとある成分が原因の一つとなり、世界で深刻なサンゴの白化現象を引き起こしていると言われているからです。2018年に発表され話題になった、ハワイでの日焼け止め規制法は耳にしたことのある方も多いかもしれません。

そもそも、なぜサンゴを守る必要があるのかというと、

●生物多様性を守っている
サンゴは海の生き物50万種の4/1ものお家になっていて、サンゴがなくなると多くの生き物が行き場を失い、魚が激減すると言われています。

●酸素を作り出している
酸素を作り出しているといえば「木」のイメージが強いかと思いますが、実はサンゴは木の6~16倍もの量の二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出しているというので驚き!

その他にもたくさんの理由から海だけでなく、陸の生き物にとっても、なくてはならない存在なのです。

サンゴ礁と魚

このような理由から、2021年から正式にハワイでは、サンゴに悪影響を与えるとされる、紫外線吸収剤の「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売や使用が禁止されました。

海にも人にも優しい!おすすめの日焼け止め

もちろん、日焼け止めを一切やめるということは、皮膚癌のリスクを高めてしまうこともあると言われているので、避けたいところ。日焼け止め全てがNGなのではなく、海にも人にも優しい日焼け止めが、この数年でたくさん誕生しています。ぜひ、今年は、日焼け止めをサステナブルな観点でアップデートしてもらえたら嬉しいです!

日焼け止めアイテムの画像

●MONO EARTH / BOTANICAL SUN SCREEN LOTION

このアイテムは自然ミネラル由来の紫外線反射剤を配合したミネラルサンスクリーンの仕上がりになっています。カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、スクワランなどお肌を整える植物成分を配合しているので肌馴染みもよく、香りも爽やか!夏だけじゃなく通年使いとしてもおすすめです。

●Sunscreen Stick by Little Hands Hawaii

生後6週間以降の赤ちゃんから使うことのできる、有毒な化学物質を含まないアイテム!片手で塗ることのできるスティックタイプで、コンパクトなのも持ち運びに便利で嬉しいポイント。

その他、使い捨てプラスチック消費を減らすことを始め、人々の消費行動を持続不可能から環境に責任を持つものに変えることをミッションとしているプラットフォーム「MyMizu」さんが紹介している日焼け止めもおすすめです!

女性がプールサイドでリラックスしている様子

キャミソールや肩出しワンピース、ショートパンツやサンダルなどなど、夏は肌の露出の多いコーディネートの出番!
そんなワクワクするファッションを楽しむためにも欠かせないのが「日焼け止め」です。
ぜひ今年は自分にも海にも優しい日焼け止めで、思いっきり夏を楽しみましょう〜!

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。