世界三大レザーとは

世界三大レザーとは、革の中でも最高峰と称される3つのブランドを指します。まずはそれぞれの特徴を紹介します。

世界三大レザー①コードバン

コードバンは、馬の臀部から採れる特別なレザーで、希少性が高い素材です。食肉用として飼育された馬からのみ得られ、1頭から採れる量がごくわずかであるため、高価な革として知られています。

採れる面積が限られていることから、主に財布や靴などの小物に使用されるのが特徴です。また、コードバンはタンニンで丁寧になめされ、染色を施して仕上げられます。その結果、「革のダイヤモンド」とも称されるほどの美しい光沢と、しなやかで上質な質感が生まれます。

世界三大レザー②ブライドルレザー

ブライドルレザーは、イギリスで生まれた伝統的なレザーです。もともとは馬具用に作られたもので、「ブライドル」という名前も、馬が頭や首に装着するベルト状の馬具から由来しています。製法には、牛革を植物タンニンでなめし、さらに牛脂や蜜蝋を染み込ませるという伝統的な技術が用いられています。

このレザーの魅力は、使い込むほどに変化する独特の質感です。新しい状態では表面に油脂成分の「ブルーム」が浮き出て白っぽく見えますが、使用を重ねることでブルームがなじみ、深みのある風合いが生まれます。その経年変化が、多くの愛好家から支持される理由のひとつです。

世界三大レザー③イタリアンレザー

イタリアンレザーは、革製造の本場であるイタリアでなめされた革のことです。その多くに伝統的な革のなめし方法である「バケッタ製法」が用いられています。

バケッタ製法では、牛革を植物タンニンでなめし、時間をかけてオイルを含ませていきます。表面に加工が施されていないので、革本来の素材を感じられる質感が特徴です。経年によって革がやわらかくなり、より手になじむようになります。また、革に深みが加わることで色ツヤの変化も楽しめます。

レザーを使用したブランドアイテムの選び方

レザーアイテムは、大事にするほど馴染んでくるアイテムです。選ぶ際は、実際の使用をイメージしながら次のようなポイントも確認しましょう。

素材の特性で選ぶ

レザーは素材によって特性がそれぞれ異なります。質感、耐久性、お手入れの仕方、経年での変化などその違いはさまざま。レザーアイテムは使い込むことで、風合いが変わり、愛着が増していくことも大きな魅力です、永く愛用できるアイテムと出会えるよう、素材にはこだわりたいですね。

用途で選ぶ

レザーアイテムをどのように使うのか、用途によっても選び方は変わってきます。例えば日常的に使用するアイテムであれば使いやすさを重視したいところ。バッグ・財布など収納するためのアイテムなら収納力や持ち運びやすいサイズ感もチェックポイントです。

ビジネスシーンで使うアイテムは、取引先・顧客などの相手への印象も考慮し上質なものを選ぶと良いでしょう。趣味やプライベートで使うアイテムならデザイン・カラーなど見た目の好みにこだわるのも選択肢のひとつです。

上質なレザーを使用した人気ブランドアイテム

ブランドの特徴とともに上質なレザーを使用した人気アイテムを紹介します。それぞれのこだわりポイントやアイテム誕生ストーリーも参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。

ココマイスター（COCOMEISTER）｜ラウンドジップ財布

ココマイスター（COCOMEISTER）は、日本の革製品ブランド。創業当初から日本の熟練職人による製造にこだわっていて、世界の最高級皮革を素材として使用しています。また、コードバンを用いたコレクションもあります。その品質の高さから、大人の男性を中心に高い人気を誇っています。ラインナップは財布の他、バッグ・名刺入れ・ステーショナリーなど多彩です。

ホワイトハウスコックス（Whitehouse Cox）｜S7660 3FOLD WALLET

ホワイトハウスコックス（Whitehouse Cox）は、1875年イギリス創業の高級レザーブランドです。伝統的にブライドルレザーを使用し、こだわりのハンドメイドで製造しています。こちらの財布は同ブランドの人気アイテムである3つ折りの財布。半円のようなフラップの形も特徴的で、ユニセックスで使用しやすいデザインです。

エルメス（Hermès）｜バーキン

バーキンは、当時のエルメス（Hermès）の社長が飛行機で偶然乗り合わせた女優ジェーン・バーキンに贈るため考案したバッグです。ジェーンが子育て中で大量の荷物を持ち歩いていたことから、たっぷり荷物が入るおしゃれなバッグとして生まれました。現在はエルメスの代名詞のひとつとなっています。

シャネル（CHANEL）｜1112

1112は、シャネル（CHANEL）の中でも名品と称されるショルダーバッグです。ダイヤモンド型のキルティングがトレードマークで、シャネルの定番アイテムのひとつとして知られています。カラーバリエーションが豊富なため、ワードローブに合わせて選ぶ楽しさも魅力のひとつです。シンプルでありながらエレガントなデザインは、さまざまなシーンで活躍することでしょう。

ロエベ（LOEWE）｜パズル

ロエベ（LOEWE）のパズルは2015年に登場したバッグです。クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソンがロエベで初めてデザインしたアイテム。日本の折り紙にヒントを得ていて、さまざまなパーツを組み合わせたような個性的なデザインが特徴です。バッグの他に財布やカードケースなどもラインナップされています。

ザ・ロウ（The Row）｜マルゴー

ザ・ロウ（The Row）はアメリカの女優であるオルセン姉妹が2006年に設立した新進気鋭のブランドです。マルゴーは、ブランドの代名詞ともいえるバッグのひとつ。開口部の丸みを帯びたフォルムと、マチのあるサイドパネルに付いたベルトがエレガントな印象をつくります。オンオフ問わずさまざまなシーンにマッチしそうです。

ヴァレクストラ（Valextra）｜イジィデ

イジィデは、イタリアの最高峰レザーブランド、ヴァレクストラ（Valextra）から2011年に登場したバッグシリーズです。シリーズ名の「イジィデ」は、エジプト神話の母性と豊穣の女神にちなんで名付けられています。ピラミッドをモチーフにしたデザインが特徴で、黄金比を取り入れた美しいフォルムが魅力です。

このシリーズはサイズ展開が豊富で、ハンドバッグタイプに加え、ベルトバッグやチェーンウォレットなど多彩なバリエーションが揃っています。また、カラーバリエーションや柄の選択肢も充実していて、さまざまなスタイルに合わせて選ぶ楽しさがあります。

世界三大レザーのブランドアイテムを購入するならKOMEHYOもチェック

世界三大レザーのブランドアイテムを探すなら、ぜひKOMEHYOもチェックしてみてはいかがでしょうか。KOMEHYOでは、ブランドのリユースアイテムを豊富に取り揃えていて、世界三大レザーを使用したアイテムも数多くラインナップ。

使用感の少ない美品や未使用品も多いため、リーズナブルに理想のアイテムを手に入れるチャンスがあります。また、リユースを通じてお気に入りのアイテムを永く使うことで、サステナブルなライフスタイルにも貢献できます。

世界三大レザーを視野に入れながら上質なブランドアイテムを選ぼう

世界三大レザーは、世界を代表する高品質なレザーとして広く知られています。それぞれの素材が持つ特性や機能性を理解し、自分のニーズに合ったレザーを選ぶことが大切です。ブランドの革製品を購入する際には、世界三大レザーを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。その上質な素材感とデザインは、永く愛用できる一品となることでしょう。