サムネイル
コラム

【連載 vol.17】シンプルかわいい♡バリ島発のサンダルブランド「indosole」に注目

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」を軸に、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルファッションを取り入れるヒントをエシカルコーディネータのエバンズ亜莉沙さんが解説。今回は、廃タイヤをおしゃれなサンダルとしてアップサイクルしている「indosole」を紹介します!

おしゃれでサステナブル!「indosole」の魅力をたっぷりと紹介

前回の「フェアトレード」に関しての記事に続いて、今回は、「認証」はついておらずとも、同じように人、社会、そして環境に配慮したアイテムは様々存在します。
今回は、その中でもこの夏におすすめしたいブランドをご紹介!

インドネシア バリ島発のサンダルブランド「indosole」

「indosole」のブランドイメージ画像

これからの季節にぴったり!
インドネシア バリ島発のサンダルブランド「indosole」です。

このブランドは単なるサンダル屋さんではなく、社会問題を解決することを目的とした、ソーシャルカンパニーで、2014年には「B Corps」としても認証されています。

※「B Corps (Bコーポレーション)」とは、社会や公益のための事業を行っている企業に発行される民間認証制度のこと。フェアトレードやオーガニック製品と同じように、ビジネスのアカウンタビリティや透明性、社会的パフォーマンスや環境へのインパクトなどの条件をクリアした企業のみが取得できる認証のことをいいます。

「indosole」のサンダルの素材は、廃タイヤ

「indosole」がサンダルの素材として着目したのが「廃タイヤ」です。
私たちにとっても、身近な存在であるタイヤですが、毎年世界中で廃棄されるタイヤの数は、なんと毎年15億本ほど!

大量のタイヤが燃やされている様子

廃タイヤは、中間処理場に長時間放置されることもあり、特にバリ島のような亜熱帯地域では、雨ざらしになったタイヤの溝に水が溜まることで、そこが蚊の繁殖地となり、テング熱やマラリヤなどの病を蔓延させてしまうことも。

かと言って、燃やしてしまうと、有害物質が発生、、環境にも人体にも悪影響を及ぼすと言われています。

それらのタイヤを回収、粉砕し、新たなモノとしてアップサイクルし、サンダルのソールとして生まれ変わらせたアイテムを生産しているのが「indosole」なんです。

廃タイヤがサンダルにアップサイクルされるまでの過程

「indosole」の注目アイテム!

indosoleとHANDEPがコラボレーションしたサンダル

そんな「indosole」から、2021年春夏コレクションで新たに発表されたシリーズでは、インドネシア カリマンタン島にあるHANDEP (ハンデップ)とのコラボレーションが実現!

「HANDEP」とは、エシカルなファッション製品を通じて、女性や小規模農家のエンパワーメントに取り組んでいるインドネシアの社会的企業です。カリマンタンの原住民族であるダヤク族の豊かな土地や森を守り、地域に密着して持続可能な経済発展を目指しています。

今あるデザインに伝統的工芸である、織工芸を取り入れたニューモダンクラシックな”BATITIT”シリーズは、職人さんの支援になるだけでなく、自然への配慮や社会をよくしていく要素満載で、様々な角度から、優しい商品といえますね。

indosoleとHANDEのサンダル商品紹介

このようなエシカルなファッション製品を選ぶことは、女性支援や小規模農家のエンパワーメントにもなる素敵な選択。つい先日には今年日本初となるキッズサイズの展開も発表されました!

indosoleのサンダルを履く子供たち

優れたアーチサポート、防水性、安全性、耐久性、快適性を備え、 子供たちの毎日の冒険に完璧に対応するサンダル。

“昨日の廃棄物を明日の資源として再利用する”

未来を生きる子供たちへのインスピレーションにもなる一足で、この夏はぜひ一緒に優しい一歩を踏み出してみましょう〜!

そして、私がディレクションしているサステナブルなポップアップショップが6月に期間限定オープンするのですが、そこに「indosole」さんも出店します。
実際に「indosole」のサンダルの実物チェックもできるので、遊びにきていただけたら嬉しいです!

Love action
〜わたしと地球を愛するマーケット〜

期間 : 2021年6月8日(火)〜6月20日(日)
場所 : ルミネ新宿2 2F AMERI前
時間 : 11:00〜20:00
主催 : @sayakadept @alisa_f

トレンドになりつつある「サステナブル」や「エシカル」。その言葉で終わらせることなく、その先にある「愛のある行動」につなげてほしい。生産者や作り手、消費者一人ひとりが、お互いを思いやる。そして、愛のある行動を起こす仲間を増やし、私たちや地球に優しい世界をつくる。このポップアップショップが、あなたの「Love action」を実践するきっかけに。

その他にも、「indosole」さんとは、共にバリの創設者と繋ぐIGLIVEやビーチクリーンイベントなども今後企画予定なので、その際はぜひ参加してもらえたらと思います!

詳しくは私のインスタまたはindosoleのアカウントまで!

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。